広告代理店で営業してきた私が、広告代理店の仕事内容をぶっちゃけます。
「売るモノがない」ので営業スキルを伸ばすには最適な業界です。
広告代理店は3種類
一口に広告代理店と言っても、大まかに3種類に分別できます。
- 自社媒体アリ(日本経済社・サイバーエージェントなど)
- 自社媒体ナシ(電通・博報堂など)
- ハウスエージェンシー(西鉄エージェンシーなど)
自社媒体アリ・・・日本経済新聞やアメブロ、自社でメディアを運営している企業。
電通や博報堂は、自社の媒体を持っていません。
ハウスエージェンシーは、特定の広告主のために作られた企業。
西鉄のために西鉄エージェンシー
トヨタのためにデルフィスなど。
求人情報を眺めるだけで勉強になります。
広告代理店営業の仕事内容
私が行っていた仕事内容は大まかに
- イベントの企画
- メディアの広告枠を紹介
- クライアントの広報
(メニュー・パンフレット・社内誌・パネル・看板・チラシなど販促物の作成) - ウェブサイトの作成
同じ仕事内容はほぼありません。
一日のスケジュールはこちら。
広告代理店営業の特徴
売るモノがない
媒体があれば広告枠を売れるのですが、ない場合はアイディアを売るのが仕事です。
「このアイディアパックが〇〇円です」みたいなイメージ。
利益率が高い
アイディアを売るので、オリジナリティーがあればあるほど価格で判断されにくく、利益率が高いです。
利益率50%以上なんてのもザラ。
全ての業種がクライアント
病院・スポーツ施設・行政・美容整形・携帯会社・学校・エステ・交通機関・酒屋・飲食店など何でも。
唯一禁止されていた業種が、18禁系とパチンコ。
バックにとんでもない人がいるからだとか。
コンペが多い
「この予算内で、一番費用対効果が高い案を持ってきた代理店に注文する」って企業が多いので、この場合コンペになります。
確実に仕事がもらえるわけではないのですが、予算は大きいです。
広告代理店営業マンの特徴
おしゃれが独特
社長はエメラルドグリーンのスーツ。
編集長は女性で、メリケンサックみたいな指輪をしてました。
上司は巻物のようなペンケースを使い、先輩のYシャツはいつもピンク。
シラフでもノリが良い
接待が毎晩のようにあるので、シラフでも酒が入ってるようなテンションの高さ。
声がデカイ人も多い。
役者風
コンペでは身振り手振りを大げさに、役を演じる必要があります。
急にポエム風の人生訓を語りだす先輩もいました。
ミーハー
情報に疎いと代理店営業はできません。
新しい場所・モノはすぐに試す。
性別や年齢問わず、みんなミーハーです。
酒が強い
接待が派手で、ハシゴが続くので酒に弱くても強くなります。
広告代理店営業マンになるには
電通や博報堂などの大手に入るには、新卒か実績がないと難しいでしょう。
でも中小や地方の広告代理店だと慢性的に人不足なので、意外と簡単に入れます。
健康なカラダとやる気があれば大丈夫。
メジャーどころの転職サイトに登録して、求人情報を眺めてみてください。
今まで書いてきたとおり、広告代理店営業ってかなりタフです。
徹夜&休みなし&接待まみれ
結局一番必要なのは体力。