日本の地方広告代理店時代と、海外の新聞社時代の
平均的な一日の営業スケジュールです。
日本の広告代理店時代
6:00
起床
家から駅までバイク
駅からは電車で会社へ
当時、奮発して最新のビッグスクーターに乗っていたので
会社に行きたくない気持ちを必死で
「これはツーリングだ」とごまかしていました。
7:20
勉強会という名の説法会
7:45
掃除
学校みたいに「窓係」や「黒板係」のように
担当が割り振られ、1ヶ月ごとに交代する
8:15
朝礼
毎日社員一人がスピーチを行う
その後、社長の話
8:30
課ごとの朝礼
9:00〜17:30
ホワイトボードに行き先を書いて外回り営業へ
途中で会社に戻ることは許されない
万が一、会社での作業が必要な場合は、上司に報告
スケジュール次第では、1日150社飛び込み営業を行う
飛び込み営業した会社名を報告せねばならず、
嘘はすぐ見破られる
17:30〜21:00
日報記入
報告
見積もり作成
デザイン部と打ち合わせ
企画室長と打ち合わせ
プレゼン用意 など
21:00〜23:00
21時に終われたら飲み会に参加。
でも2次会から。
24:00
電車で帰宅
25:00
就寝
外資系企業の1日 1年目
6:00
起床
6:15〜7:30
ジムで友人とエクササイズ
8:00〜8:50
カフェで朝食
その後、徒歩で会社へ
9:00〜16:00
外回り営業
朝礼なんてありません。
会社に必ず出社する必要もなく、
しばらく顔を見ない社員もいます。
ホワイトボードもないので
誰がどこにいるかも不明。
とにかく営業成績こそ全て。
営業には運転手が付きます。
行き先さえ告げれば、
車内では仕事をしたり読書したり寝たり。
飛び込み営業もありません。
事前にアポを取り、準備をした上で訪問します。
16:00〜19:00
広告原稿の確認
見積もり作成
デザイン作成
キャッチコピー作成
19:30〜22:00
クライアントと会食
23:00
就寝
外資系企業の1日 2年目以降
8:30
起床
運転手付きの車でホテルへ
9:00〜10:00
ホテルでビュッフェ
10:00〜10:30
メールと広告原稿チェック
11:00〜13:00
ホテルのジムでランニング20km
筋トレ
13:30〜15:30
ランチ&ティータイム
16:00〜18:30
見積もり作成
デザイン作成
キャッチコピー作成
18:30
運転手が会社に迎えに来る
19:00〜
帰宅
夫が作ってくれた夕食を一緒に食べる
映画鑑賞したり、
マンション内にあるジムに行ったり
海外旅行の予定を立てたり
語学のプライベートレッスンを受けたり。
これがとある日のスケジュールです。
日本の働き方って異常かも
今考えてみると、日本の広告代理店でよく働けていたなと思います。
奴隷のような働き方でした。
21時に帰れたらまだいい方で、会社に泊まっていた同僚もいます。
![](https://kotegawa1.com/wp-content/uploads/2019/01/IMG-0535.jpg)
メールを送るためだけに、パソコンの順番待ちがありました。
コピーの枚数も上限が決められていて、カラーコピーは申請式。
上限を超える場合は、申請書を提出しなければなりません。
クライアントに提出するプレゼン資料も
「コピー機が壊れまして・・・」と嘘をつき、
白黒印刷のものを提出していました。
惨めですね。
外資系企業は結果こそ全て
朝礼もないし日報もありません。
コアタイムが5時間だけ決められており、
その時間帯は連絡が取れるようにしておけば
基本的に何をしてもOKでした。
10日〜2週間くらいの有給が年に数回あり
いろんな島や国に行けます。
いつもはできない経験が仕事の糧になるので
旅行やバケーション大賛成という社風でした。
ただ、やはり最初の1年目は精神的にキツいです。
結果が全てなので、数字がないと存在自体が危ういです。
発する意見の重みもありません。
パーティーに参加したり、業界や営業のことを勉強して
(詳しくはこの記事を見てください)
数字に悩まされることがなくなったので
2年目以降の生活がある感じです。
自分で考えてどんどん行動できるなら
外資系企業は向いていると思います。
数字がないときの対応比較
【日本の広告代理店の場合】
延々と2時間怒鳴り飛ばされる。
いつの間にか、成績のことだけでなく、人格の否定も始まる。
精神的にキツイが、何も解決されない。HPがただ減るだけ。
【外資系の場合】
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「それはなぜ?根拠は?」
でもミーティングの最後は「じゃあ、頑張ろうね!」と
ハイタッチ&笑顔でシメる。
![](https://kotegawa1.com/wp-content/uploads/2019/03/cheerful-colleague-desk-1169953-300x195.jpg)
どっちが向いてるかは自分次第。
- 強制力が好きなら日本
- 外資だと「頑張りました」は通じません